脈内鎮静法とは、腕の静脈に点滴をして鎮静剤を注入することで、半分眠っているようなリラックスした状態（恐怖心や緊張が和らいだ状態）で治療を受けることができる治療法です。

似たような処置に全身麻酔がありますが、静脈内鎮静法は全身麻酔よりも身体への負担が少ないため、入院の必要がありません。そのため、費用としても静脈内鎮静法の方が安価になる傾向があります。また、静脈内鎮静法で用いられる鎮静剤には健忘効果が強いという特徴があるため、治療中のことは記憶に残らない場合がほとんどです。